後悔しないお墓選び|樹木葬を考えるポイント➤

樹木葬とは

樹木葬とは、墓石だけでなく樹木や草花を墓標とする埋葬方法です。

遺骨は樹木の周囲や地中に埋葬され、自然の一部として眠るという考え方が根底にあります。

寺院や霊園が管理・供養を行うケースが多く、永代供養がセットになっているのが一般的です。

現代の価値観に合わせたお墓

樹木葬は、後継者への負担の軽減・自由な価値観・自然志向といった現代的な考え方を反映した供養のかたちとして選ばれてきました。「子どもに負担をかけたくない」「お墓の管理で悩ませたくない」と考える人にとって、継承者を必要としない樹木葬は大きな安心材料となります。

宗教や宗派にとらわれず利用できる点も、価値観の多様化に合致しています。

樹木葬が選ばれる理由

樹木葬は次のような理由から多くの人に選ばれています。

樹木葬は次のような理由から

多くの人に選ばれています。

  • 少人数供養にも適している
  • 負担が少ない
  • 宗教・宗派不問
  • 継承者不要

少人数供養に適している

樹木葬は、個人や夫婦、少人数の家族での供養を想定して設計されていることが多く、大人数で代々受け継ぐ一般墓とは性質が異なります。そのため、「身近な人だけで静かに供養したい」と考える方に適しています。

近年は、家族や親族のつながりがコンパクトになり、法要やお墓参りも少人数で行うケースが増えています。樹木葬は、広い墓所や大きな墓石を必要としないため、夫婦二人だけ、親子だけといった小規模な供養のかたちに無理なく対応できます。

負担が少ない

樹木葬では、樹木や敷地の管理を寺院や霊園が行うため、遺族が頻繁に足を運ばなくても一定の状態が保たれます。高齢の方や、将来的な体力・時間の不安を考慮する人にも選ばれています。

また費用の面でも大きな違いがあります。一般墓を建立する場合、墓石代や永続的な管理費が必要となり、経済的な負担が大きくなることがあります(※一般墓の平均購入額は155.7万円)。

一方で樹木葬は墓石の費用を抑えることができます(※樹木葬の平均購入額は67.8万円)。費用の負担を減らしつつ丁寧な供養ができるといった理由で選ばれています。

※出典(株式会社鎌倉新書「いいお墓」、【第16回】お墓の消費者全国実態調査(2025年)霊園・墓地・墓石選びの最新動向「https://guide.e-ohaka.com」より引用)

宗教・宗派不問

樹木葬は宗教・宗派を問わず利用できる寺院や霊園が多いのが特徴です。無宗教の方はもちろん、異なる宗派の家族がいる場合や、信仰の形が多様な家庭でも選びやすい供養方法といえます。

法要や供養の形式も自由度が高く、読経を行わず静かに手を合わせるだけの供養を選ぶことも可能です。

継承者不要

樹木葬の多くは永代供養が付いており、寺院や霊園が責任をもって供養を続けます。

そのため、子どもがいない方や、子どもに管理の負担をかけたくない方にとって、安心して選べる供養方法となっています。

樹木葬の注意点

契約前に、以下の点に注意しましょう。

  • 粉骨しなくてはいけない
  • 家族・親族の理解が必要
  • 遺骨を後から取り出せない

粉骨しなくてはいけない

粉骨しなくてはいけない

樹木葬では、埋葬スペースや自然環境への配慮から、遺骨を粉骨(細かく砕くこと)してから埋葬することを条件としている寺院や霊園があります。

粉骨に対して「抵抗を感じる」「遺骨はそのままの形で残したい」と考える方も少なくありません。そのため、樹木葬を検討する際は、粉骨が必須か任意か、また寺院、霊園側で対応してくれるのか、外部業者に依頼する必要があるのかを事前に確認することが重要です。

粉骨は法律上問題のない行為とされていますが、心理的な受け止め方には個人差があります。家族や親族の気持ちも考慮し、納得したうえで選択することが大切です。

家族・親族の理解が必要

樹木葬は比較的新しい供養方法のため、年配の家族や親族の中には、従来の一般墓を望む人もいます。事前に相談せずに決めてしまうと、後々トラブルになる可能性があります。

「なぜ樹木葬を選びたいのか」「どのように供養されるのか」を丁寧に説明し、家族の理解を得ることが重要です

遺骨を後から取り出せない

遺骨を後から取り出せない

樹木葬の多くは永代供養付きである場合が多く、一定期間後に合祀(ごうし)される仕組みになっており、一度合祀されると遺骨を個別に取り出すことができません。将来的に「別のお墓に移したい」「改めて一般墓を建てたい」と考えた場合でも、対応できないケースがあります。

そのため、個別安置期間の有無や、合祀までの年数について、契約前にしっかり確認しておく必要があります。

まとめ

樹木葬は、継承者を必要とせず、管理の負担が少ないことや、自然に還るという考え方から、現代のライフスタイルや価値観に合った供養のかたちとして広がっています。宗教・宗派を問わず利用でき、少人数で静かに供養したい方に適している点も、大きな特徴です。

一方で、遺骨を後から取り出せない場合があることや、供養方法に制限があること、粉骨が必要になるケースがあるなど、一般墓とは異なる注意点も存在します。そのため、費用や立地だけでなく、供養の方法や家族の理解も含めて、事前に十分確認することが重要です。

「メモリアルプランナーみはし」ではそういった質問やお悩み相談を受け付けております。何か分からないことがありましたら、お気軽にお問合せ下さい。